カッパ君がころんでも!

ダウン症を持つ男子中学生との生活と、母のつぶやき

縫物をする俺はカッコいい

こんにちは

昨日、カッパの中学校制服のズボンの裾が
ほどけてしまいました。

当たり前ですが、、😅
本人は気になっていたようで

昨晩、私が食器の洗い物を終え
2階にあがると
カッパが、自分で針に黒い糸を通し
裾を縫っていました。
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凄いなあと感動しました。

私は寝たふりをしながら
遠巻きにカッパの姿を撮りました

本人にバレないように1階へ降り
出来上がったら、本人はなんていうのかなぁ
と思いました。

縫い終わったカッパは下へ降りて
「おかあ、上手にできなかったから
縫ってとズボンを渡してくれました」

でも、結構上手に縫えてますよね
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主人は「上手に縫えたじゃん、頑張ったよ
上手!」と誉めますが

カッパは納得がいかず
「いや、これはダメ」といって
自分でハサミを使って、縫った部分の糸を
切り始めました。


切った後、私に「お願いします」と持ってきました


些細な事ではありますが
自分でやろうと思い、最後まで縫ったこと
思い通りにいかない、なんだかおかしいな?
と思ったら、こうしてほしいと人にお願いできること、、とっても大事だと思います。

ちゃんと縫ったものを、ほどくのは残念ですが
細かい作業が出来ることも発見でした。

私は、気持ちのどこかで
彼は重度の知的障がいがあって
健常な子との違いを感じ
こういうこともできるのかな?
まだかな?

今回は途中であきらめたり
器用ではない分、道具を使いこなせるのかな
きっと縫い目はぐちゃぐちゃだろうな
と、、本当に申し訳ないけど
そう感じる1面 もありましたが

ちゃんと出来ていました。

自分からやってみようと取り組み
頑張ってできなかったことは
人にお願いすることも大切です。

彼は知的には4歳の始め頃ですが
だてに、14年は生きておらず
生活レベルとしては、ほぼ自立しています

それゆえに、成長と共に
いろんなジレンマを感じるかもしれません。


それでも、これからいろんな経験を積み重ねて
成長していってほしいと思います


読んでいただきありがとうございます