カッパ君がころんでも!

ダウン症を持つ男子中学生との生活と、母のつぶやき

37年振りに見つけたもの

こんばんは。
私と主人は小学校5、6年生と
同じクラスでした。

国語の授業で詩の学習をしていた時に、
当時5年生の主人が先生に指名され、
ある詩を朗読しました。

朗読がとても上手でした。
先生もとても誉めていて
2回読み上げました。

内容もとても素敵で、
私は主人が読み上げた姿を
今も覚えています。

ですが、タイトルと内容全部までは
覚えてなくて、結婚してから
再びその授業場面を思い出し、
分かっている限りで検索してみますが
ヒットしていませんでした。

主人は全くその事を覚えていません。

でも、今日、ふとキーワードを
「若葉よ、海へ行こう、詩」で検索すると
ずっと知りたかった詩を見つける事が
できました。

詩の紹介です。
「若葉よ来年は海へ行こう」
金子光晴

絵本を開くと海がひらける。
若葉はまだ海がわからない。
若葉よ来年は海へ行こう。
海は、おもちゃでいっぱいだ

うつくしくて、こわれやすい
ガラスでできた、その海は、
きらきらとして揺られながら、
風琴のように歌っている。

海からあがってきた
きれいな貝たちが、若葉をとりまくと、
若葉も貝になって遊ぶ

若葉よ、来年になったら
海へ行こう。
そして、じいちゃんといっしょに貝になろう。

、、、と、いう詩です。
どなたか、知ってらっしゃるかたいませんか?


若葉はじいちゃんのお孫さんで
とても愛していて、じいちゃんの眺める
その海はとても綺麗な美しい海なんだろうなぁ
と、心が温かくなるような印象を
子どもながらに抱いていました。

それで、カッパの自習で
文字や文章を書く練習になるかな?と思い、
時々、自宅で詩の視写をする事があるのですが、
今日は「若葉よ来年は海へ行こう」
それを書きました。
1部分だけ載せてみます。
青文字は私が書いて、下はカッパが
書いています。

f:id:kappa25kun:20190506210318j:plain

私だけ勝手に、私と主人が小学校の時に
勉強したものを、カッパも勉強している
と思ったら

まあ、自己満足ですが!
胸が熱くなりました。
37年ぶりに見つけたものなので、、

10連休の最後に
一人で勝手に感動している私でした。

大型連休ではありましたが
我が家では主人が屋根から
落ちて入院したりで
家族でどこかに出かける思い出は
ありませんでしたが

主人は怪我もなく
いつも休みでも常に動いている主人が
大人しくしており、
家の中がゆったりした時間が
流れていたように思います。

主人は何もできなかったーー!言います。
子どもを遊びに連れて行きたかったようですが

子どもは
「お父さんが元気でいてくれればいい」
との事でした。

まあ、
最近の「仕事を変えようかと思う発言」は
非常に心配ですが
屋根から落ちた出来事や今日の詩を
再び見つけられた事で
更に主人をいとおしく感じていています。


、、、って、大ノロケですが
ここでしか言えないので
言わせてください。


では長くなりました。
読んでいただきありがとうございます。

明日から、通常の生活に戻られる方も
多いと思います。
新緑眩しいこの季節、
新しい時代の風を感じながら

一歩ずつゆっくりと踏み出せるといいですね。