カッパ君がころんでも!

ダウン症を持つ男子中学生との生活と、母のつぶやき

私の未来予想図~S君の姿から学んだこと~

こんばんは
今日は「はてなブログダイアリーのお題」

「私の未来予想図」を描いてみようと思います。
とりあえず5年後で、、

今日は、自宅から車で1時間程
かかってしまったのですが、
春になると桜並木で有名な場所にある
お肉屋さんに行きました。

お肉屋さんへ行った理由は、
そこのメンチカツが有名で名物商品
なのですが、、
それを久々に食べたかっからです。
職場の先輩とドライブしながら行きました。

その先輩は大学生になるお子さんが2人います。
我が家は高校1年の長女、
中学二年2年のカッパ
小学5年の次男がいます。

これから自分が何に向いていて
何をしたくて、どこへ向かおうか
いろんな事を体験し模索する時期に
なるかと思います。

そんな事を語り合い
お子さんの中学校から
今の大学生活の話を聞かせてもらいました。

その中で子どもが成長するにしたがい
自分は自分の道をどう歩もうか
考えもしました。

話は戻り、メンチカツにワクワクしながら
ドライブ、このお肉屋さんは
私の高校時代、
陸上部で一緒の同級生S君のご実家でも
あります。
S君に会うのも楽しみなのです。

いつもは、11時頃になると
お客様で混み始めるのですが
今日は結構、雨が降っていたので
店内はまだ人がまばらでした。

店頭にはS君は見当たりませんでしたが、
奥で仕込みの作業をしてるのが見えました。
「あぁ相変わらず
必死にがんばってるなぁ」と眺めていると

奥にいるS君がこっちを振り向いた途端に
すぐに私に気がついてくれました。

今日は、近所の知り合いや友人に
実は合わせて25個のメンチカツを
頼まれていました。

「美味しいって評判だから
みんなに買ってきてって
お願いされたんだ!」というと
いつもと変わらない気さくで優しい表情で
接してくれました。

仕込みの作業中だったので悪いなぁと
思いましたが、沢山のメンチカツを
袋に積めてもらってる間に
いろんな同級生の近況教えてくれました。

高校生の時はバカな事も沢山して
笑い合いました。
みんなその中でも将来の自分についても
考えるなか、S君は実家のお肉屋さんで
働くお父さんを子供の時から
尊敬していました。
そして卒業後はお店を継ぐ事を
決めていました。

しっかりと自分の行く道を決めていた
S君の事を、みんなすごいなぁと
思っていました。

メンチカツの分のお会計の後も
向こうから近況を話しているときに
S君のいた場所の隣に大きなトロフィーと
賞状や盾があるのが見えました。

見させてもらうと
彼は平成9年度、私達が26歳の時に
オランダで開催された
国際トレードの精肉店の世界大会で
ローストハム、ベーコン、
ビーフジャーキー全ての部門で満点をとり
世界一を受賞した時の
賞状が飾られていました。
(店長のお父さんとS君と連名で
出品されたのだそうです。)

その時にはお肉の仕込みは
すべて彼に任されていました。

私が「凄いねぇ、素晴らしい!
頑張っているんだね」
というと
「俺は全然凄くない、
親父についていっただけだよ。
まだまだ全然だから」と謙遜しながら
でも感じのいい笑顔で話をしてくれました。

でも、数々の国際大会での賞状に
S君の写真つきであったのを見ると
努力したんだなぁと
尊敬しました。

高校時代は明るく人懐っこくでも
いじられキャラだったのが
なんだかしれないけど
只ならぬ凄い人になっていました。

S君はいいました「俺なんかまだまだだけど
肉の事しかわからないから。世間の事とか
本当に勉強不足だし」と話していました。
とっても立派に仕事をされているのだけど
すごく謙虚でした。

もう話はとまらなくなりそうでしたが
本来の仕込みの仕事に入ってもらいたく
「もう仕込みに戻ってね。
話し込んでごめんね」と
私も何度も謝りながら伝えました。
S君にお礼を言って
「また来るね」と伝えてお店を出ました。

すると、S君は雨の中走ってきて
「これ先輩と一緒に食べて」と言って
紙に包まれた揚げたてのコロッケを2つ
頂きました。

そして、笑って手を振って
さよならしました。

もう、帰りみち私と先輩は大喜びで、
「あんなにカッコいいのに好い人で」とか
もう大絶賛しながら
コインパーキングに行きました。
二人で食べたコロッケは
本当美味しかったです。

頑張っているS君を見て

私は何をしたいか考えました。

⭐️5年後も当然看護師でいること

⭐️働いている場所は現在掛け持ちで2ヶ所で
働いていますが、大好きなスタッフと共に
必ずそこで働いていること

⭐️いつも利用者さんが笑顔すごしてくださる
ために時間を惜しまず研鑽すること

⭐️個人的には、レクレーション介護士
音楽ヘルパーの分野に興味があります。

利用者さんの健康管理や心身の相談などにも
携わりながら、楽しい時間が持てる技術
何か1つ極めたいです。

音楽かレクレーション、一緒に壁画を
制作するなど何か一緒に作業を
通して行く事
その中で利用者さんの持つ
生きる力を少しでも引き出せる支援が
できたらなと思います。

⭐️後は、私が勤めている
2ヶ所のデイサービスは割りと
広くつくられてあります。

配置を考える必要はあるかと思いますが
ご家族の方が気軽に相談者できるスペースや
地域の高齢者の方がふらり立ち寄れて、
利用者さんと交流できる場が
持てるといいよね
と、スタッフと夢を語り合う事もあります。

法律面や人的、経済的、物理的資源や支援など
考えるところは沢山ありますが
今よりも地域に根差した、そんなデイサービスを
作りたいです。

夢を描くのは自由です。
周りの人がいろいろ言うこともあるでしょう
でも、夢を描く自分を認めて描かなければ
一歩踏み出す事もできません。

私も、現実と夢との両立をクリアするには
生半可な気持ちではやっていかれません。

もがきながらわずかな一歩でも
今日から前進したいです。

さぁ明日の担当する利用者さんの事を
思いながら、明日はどんな訓練をしようかな
どんな歌を歌いゲームをしながら、
利用者さんとどんな話をしようかな?
いろいろと配慮させていただける事が
私の喜びでもあります。

今日のS君の頑張りをみながら
私もなんだか嬉しくなって
頑張ろう!どんなときも夢を描こうと
元気をもらいました。

夜は家族のみんなと一緒に、
再びオーブントースターで
メンチカツをあたため衣をカリッ、
サクサクとさせながら
みんなで美味しくいただきました。
あらみじん切りの玉ねぎと挽肉と
ソースなしでも美味しくいただける
味付けに、頬をほころばせながら
家族みんなで仲良く食べました。

S君ありがとう!
またメンチカツ買いに行くからね
その時も沢山買うよ~☺️

お互い職場の発展と
どこまでも自分が自分らしく人生を
輝かせて行けるように
頑張ろうね

皆さんへ
これが、「5年後の私の未来予想図」です。
S君の事も詳しく書いてしまいましたが、
その姿から改めて自分の事を考えたので
そのまま書くことにしました。

読んでいただきありがとうございました


また明日も皆さんにとって
わずかでも未来を照らす一歩に繋がる事を
心から願っております。

私もそうします。








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