カッパ君がころんでも!

ダウン症を持つ男子中学生との生活と、母のつぶやき

運動会に向けて、、、⭐️リレーの思い出⭐️

こんにちは

私達の地域では、今週末の28日(水)に
小学校の運動会が行われます。

我が家は三姉弟の子供がいます。
それぞれに思い出がありますが

今は高校2年になる娘は小学校2年生の時の
エピソードが印象に残っています。

娘は、リレーの選手になりたくて
練習をしていました。

脚が速い方だったのですが
リレーの選手になるには、、
うーん、なかなか難しいかなと
正直思っていましたが

私も、動画で「かけっこが速くなる!」走り方を
調べたりしながら
「こうするといいみたいよ」と
あんまり言うとやかましいので
たまーに声かけてましたが、、

基本、一生懸命走っている姿を
「すごーーい速い速い!」と
誉めてばっかりでした。

「これが速いんだかわからないし、
まあ、もっと速い子はいるんだけどなぁ~」と
思いながら

それで、いざ「リレーの選手決め」の日
1人ずつ走ってタイムをはかって決めます。

「どうだったかなあ」と気になっていました。

それで帰る頃、私が、たまたま家の前の道路に
いたとき(本当にたまたま)
娘が帰ってきました。
車通りのないとこなので
娘も遠くから私の姿を見つけ走ってきました。

満面の笑みです。
私は「もしかして、選手になったかな?」と
思い、走ってくる娘が私のとこまで
ギューッと抱きついてこう言いました。

「あのねRね!(娘の名前)
今日、リレーの選手決めをやってね」

「リレーの選手にはならなかったんだけどね」

「最後まで一生懸命ね。走ったんだよ」

「最後まで、あきらめなかったのは初めてなんだ!」ととってもいい笑顔で話してくれました。

どんな結果であれ、
諦めない事が一番大切なんだよなと
娘に教えられ、リレーの選手になること
より、ずっと嬉しかったです。

そんな娘は
「言った事覚えてない」と素っ気ないですが

私はまだまだあどけなく
かわいくて笑顔いっぱい
まだまだ私の事を大好きでいてくれた
姿を忘れません。

今の娘を見るとあの頃の娘に戻ってきて
ほしいです。

今の娘はメチャクチャ負けず嫌いになりました。
可愛い娘かどうかは
そっけないですし
お金必要な時は、まあかわいいですが
あの頃とは、当然ですが
まるで違います。

今でも、時々は思い出して
あの言葉から元気をもらいます。

そんな、運動会に向けての思い出でした。

読んでいただきありがとうございます。