カッパ君がころんでも!

ダウン症を持つ男子中学生との生活と、母のつぶやき

卒業~制服のボタンの思い出~🌸

はてなblog今週のお題「卒業」

これまで自分の卒業、
我が子の学校の卒業など感動的なエピソードが
沢山あるのですが
ここで書きたいのが何故このネタなのか、、

それは、先週、この話に出てくるH君が
夢の中に出てきたからです。

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私は1989年(平成元年)3月に高校を卒業しました。
高校の時は陸上部に入っていました。
この高校はその当時(今は違いますが)
県内でも陸上が強い高校として
知られていました。

もう、練習はメチャクチャハードで
先生は厳しい、
先輩は根拠なく怖い((((;゜Д゜)))
その分、同期の結束は強かったと思います。
男女の仲は良かったです。

私もそうですが、部に入る殆どの子が
ここで陸上をやりたくて入学する
そんな高校です。

私達が怖い思いをした分
自分達の代では後輩に
優しくしようということで
面倒見も良く、後輩との関わりを大事にする
練習や試合を離れたら
部全体が仲がいい感じだったと思います。

そんなだったので
私は卒業するとき陸上部の同期と
別れる事になるのが淋しくて
仕方がありまけんでした。

みんなもそうでした。
同期のみんなはいい年頃ということもあり
部活を離れれば、誰が「かわいい」
「かっこいい」とか
「付き合っている人はいるのか」
「できたら付き合いたい」だの
そんな一面も多かれ少なかれ、
みんなそんな一面を持っていました。

私の親友のYちゃんは、先ほどでてきた
Hくんの事が好きでした。

顔はカッコいいのか今でも疑問ですが
雰囲気が良く
髪型だったり体型や仕草や性格や声が
カッコいいな!と思う人でした。

卒業が近くなると、
せめて自分の思いは伝えたいのか
悩んだり揺れたりする友達の話をですね、。


そう、私は、聞き役でした!

あっ!でもそんな私もおとう(主人)への
アプローチにかけては頑張りました!

すみません脱線しました。

そう、聞き役であり相手の男の子と
仲を取り持つ事が好きでした。

揺れるYちゃんは明日は卒業式ということで
とにかくこれを機に、卒業式の日に
まずは、「第二ボタンをください」と言って
もらえたらいいね!とキャーキャー騒いでいました。
それはもうキャーキャーキャーキャーでした。
でも、当日Yちゃんはボタンをもらいにいく
勇気はありません。

しかし、今の時代
第2ボタン?なんだそりゃですよね?
今の高校生が聞いたら笑うでしょうね。


それを見た私は
妙な使命感にかられてしまい
Yちゃんに「ボタンもらってきてやるから」
「まってて」といって

H君は人だかりの中にいるのですが、
上手いことくぐり抜け、
「落ち着いたら来てもらってもいい?」と
H君に話をして、部室の前で待ち合わせを
しました。

「あのさ、ボタン欲しいんだけどいい?」と
私はH君に聞くと
H君は「もう何にもない」
といいました。
見ると学ラン(紺でした)の
ボタンは4つか5つ、、
袖には左右それぞれ2個あわせて4つ
学ランの上着についている
ボタンは全てなかったのでした。

取った後のついた
なんというか、間の抜けた制服姿になっており
笑ってしまいました。

私は手ぶらでYちゃんの元に帰るわけには
いかず、残っていた校章があるのを見て
「じゃあ、校章もらっていい?」と聞いて
無事手にいれました。

誤解を招いては!!と思い
「欲しい友達がいるから、
私が代わりにきただけだから」といいましたが
照れ隠しととられ
これがかえって誤解を招いてしまいました。

まあ、そうかもしれません。

無事に校章をYちゃんに手渡します。
喜んでくれました。

ですが
Yちゃん、その後H君に気持ちを
伝えるのかなぁと思いきや
その後、何もアクションはなく
気持ちは消滅してしまいます。

私は、なんか「よく頑張った!」という
心境でうちに帰ると
男子の制服のボタンがありました!
妹の机の上でした。

妹と私は同じ高校、同じ部活で
先輩、後輩でした。

妹は結構、その気だったらしく
かなり真剣な思いでもらえたそうです。
第二ボタンは我が家にありました。

その後です。
卒業式の後、みんなであつまっている場を
H君と上手いことくぐり抜け
部室前で話をしていた姿は
当然ですが、、同期や後輩にも
丸わかりで私がH君に告白をしているように
うけとられました。

また、H君からも、私はYちゃんのために
「淡々とボタンもらっていい?」と聞いた事が
逆に照れ隠しなのか?なんなのか?と
考えさせてしまいました。

これがきっかけで、話しやすくはなり、
電話で度々話すようにはなりました。

一瞬、H君になびいてしまいそうに
なりましたが
やっぱり、おとうが一番だったので
また、友達や妹の手前、
それ以上にはならぬように
考えないようにしました。

Yちゃんが気持ちを伝えてくれたらなぁと
思いましたが、仕方ないなぁと思っています。
妹もボタンをもらったきり、何も行動は起こさず
ですが、ちゃっかり嫁いり道具の一つ!?
として、ボタンも嫁いでいき
今も妹の手元にあります。


平成最初の卒業式、、
平成最後の卒業式の時期、、31年振りに
思い出しました。

それにしても、どうして先週H君が
夢に出てきたのだろう??不思議です。
笑顔だったから安心しましたが
何かのメッセージなのかなぁ



以上です。
読んでいただきありがとうございました