カッパ君がころんでも!

ダウン症を持つ男子中学生との生活と、母のつぶやき

震災から8年

こんばんは
東日本大震災から8年経ちました

自分にとっての震災に対して
一番心に残っていることは

カッパはその時、幼稚園の年中さんで
翌日、3月12日の卒園式を控えていました。

テレビなどで被害の様子を見て
義援金という形で
何かしら助けさせていただけたらと思い

貯めていたランドセル代を
全部、義援金として寄付させてもらいました。

自分でも、なんでこの時期まで
ランドセルを買わないでいたのか
不思議なんですよね。

忙しかったし
色は普通に黒か紺色で良かったから
売り切れることはならないしと
思って、卒園式後に買う予定でいたのですが

3月9日に、友人からその時、小学6年生だった
息子さんのランドセルをお古だけど貰ってくれない?と、冗談で話したのを、、

それもいいかも!と思い、お古を本当にもらって
活用することになっていました。

その2日後に起きた震災でした。

生きて幼稚園を卒園し小学校入学できる
当たり前のような幸せを実感しながら

震災でカッパと同い年のお子さんや
同じ立場のお父さんお母さんが
子供の成長にを見届ける事もなく
亡くなられた方も沢山いるかと思うと
泣けて仕方ありませんでした。

そして、小学校の卒業式後
持ち主だったお兄ちゃんから
カッパの元にランドセルが届けられました。

大好きだったお兄ちゃんから
小学校入学おめでとう!と
声をかけてくれ
ランドセルを背中にかけてもらいました。

いい光景でした。
カッパも笑顔でした。

そのランドセルはすでに
持ち手が外れそう!だったので
直しながら、3年生まで使い
その後、新しいのに買い換えました。

なにかしら、復興のためにお役にたてたかも
しれないなと思う出来事です。

これからも、生命を大切にして
今を精一杯生きていきたいとおもいます。

震災の思い出です。