カッパ君がころんでも!

ダウン症を持つ男子中学生との生活と、母のつぶやき

大脱走!!( ; ゜Д゜)(18羽を捕まえろ)その④

ニワトリの立場にしてみれば、私たち親子に向かって「勝手な事しやがって!!」と思われても仕方がない事です。

「捕まえるのは飼育員の方にお任せしよう!!」と思うまで、時間はかかってないと思います。
でも、ニワトリが苦手な私にとって小屋に戻ってもらおうと頑張った時間はとても長く感じました。

ニワトリさんが全員お家へ戻った後、カッパとお礼と共に二人で再び謝りにいきました。

カッパは「ごめんなさい」といいました。
飼育員の方も受けとめてくれました。
はじめから、怒ったり怪訝な顔などはされませんでしたが、大事な休憩時間を、カッパの悪戯で大変な思いをさせてしまった事に、未だに申し訳なく思ってます。


あの鍵は飼育の方以外に、外部の方が空けたという事は未だかつてありませんでした。カッパが初でした。

この事件の後も、カッパは今度は羊の群れに興味を持ち、かんたを誘って餌やりにいきました。
私は早く帰りたかったのですが、、どうやって時間を過ごしていたかは覚えていません。

何年か後に、再び牧場へ遊びにいきました。

カッパは、ニワトリ小屋へ気まずそうな表情をして行きました。そして、ニワトリよりも例の鍵に興味を持ちじっとみていると、「おっかあ!」と笑っていました。鍵の方を指差しました。今まで通りの鍵だった事にホッとしました。

また、いつもと同じように動物たちと遊びました。

先日、結夢と幹大にこの事を話すと、あっさり、「そんな事もあったね~!」と、あっさりしたものでしたが、私にとっては忘れられない思い出です。

カッパにとっては、どんな思い出なのかな~
ここまで書いてみて、それにしても、どうしてカッパが動物を怖がるようになってしまったのかはまだなぞです。😫